2012年05月03日

【閉店】メッシタ(目黒)…過剰な期待は禁物のイタリア料理屋風酒場

メッシタ
昨今のこの店の評判を聞いて、行きたくならない人は少ないだろう。
行く気を阻むのは予約を取りにくいこととアクセスが悪いこと。

予約に関しては、最初に電話した時、1か月後くらいの予約をしようとしたが、
「そんな先までのことはわかりません。どんな先でも2週間後くらいまでです。」
と男性の声で断られた。

アクセスは公共の乗り物ならバスしかない。
目黒からは5分、五反田からは20分、渋谷から30分くらいだろうか。

というわけで、2週間前に電話で予約をし、ゴールデンウィークさなかの祝日のこの日、
五反田から東急バスに乗って、18時に妻と二人で店に行ってみた。

メッシタ
注意深く見ていないと絶対に気付かない店を見つけ、入店する。
全9席中6席がすでにうまっている。
大きな黒板メニューの前のカウンター席に導かれる。

事前情報通り、店内にメニューは黒板のみ。
つまり常に我々は他の客の視線を浴びることになる。
ある客が我々の足元を見ているので何かと思ったら、
カウンター下の我々の足元に飲み物のメニューが書かれている。

メッシタ
黒板の奥の方に書かれたワインリストから
キャンティ・モンタルバーノ(赤)4,000円を選ぶ。
ミディアムボディですっきりした味わいだ。
因みに赤も白もボトルは3,600円からある。

メッシタ
料理の一品目はアーティチョークの卵子焼き950円
訪れた人の多くが注文し、必ず絶賛する品だ。
アーティチョークの苦みと半熟の卵の食感が…と言いたいところだが、
まあ、普通の塩味の卵焼きにアーティチョークがちょこっと入っているだけだ。
それに小さい。
これで950円もとるのだから、アーティチョークはよほど高価な食材なのだろう。

メッシタ
続いて、やはり評判のラディッキオのサラダ770円が出てくる。
イタリア産と思われる細長い種のラディッキオの葉に塩とチーズをふったもの。
ラディッキオは白菜の白い部分のような食感で、やや苦みがある。
美味いが、サラダというよりは生野菜だろう。

メッシタ
三品目はハムカツ990円。これも常連に評判の品だ。
6片入り、その内2片はうずらで、ハムカツは実質4個だ。
サクサクな食感のコロモをまとったハムは正立方体的な角切りで、旨味が強い。
イタリア産の特別なハムなのかもしれない。
それでも990円という料金はどうなのだろう。

メッシタ
ここでパスタを、という話になり、ミートソース980円を注文する。
店員にスパゲティ以外の麺でできるか聞くと、フェットチーネならできると言われ、
それならフェットチーネで、とお願いする。

出てきてみればなかなかのボリューム。
いや、これまでの品がボリュームがなさ過ぎたからそう見えるだけかもしれないが。
平たいフェットチーネの上に牛挽肉がこんもりと盛られる。
味つけは塩コショウと赤ワインくらいか。
いい塩加減で美味いことは美味いのだが…。
昔、場末の小料理屋でおばちゃんが「何もないけどこれ食べといて」
と言いつつ出してくれた、ハムしか入っていない焼きそばを思い出した。

メッシタ
メインものを行くか迷ったが、パスタをもう一品で蛤のパスタ1,350円を注文する。

「また塩コショウだけかなあ。」
「さすがに値段が高いから…。ボンゴレみたいな感じじゃない。」

出てきてみたら、その通り。
アサリではないが、蛤、チェリートマト、ニンニク等が入っている。
普通に調理されていると、なんかありきたりな感じ。
素材だけで塩コショウだけの方が美味いってことか…。
技巧に対するアンチテーゼか。

美味かったんだか美味くなかったんだかよく分からない気持ちで会計をお願いする。
二人で計10,670円と言われる。
手計算でちょっと高いな、と思いつつも払って店を出る。

あとで計算すると、上記の注文品の値段の合計が9,040円。
上記以外にパンを1個注文しており、この値段が分からない。
差は1,630円。
仮にパンが(とても小さかったけど)300円としても差は1,330円。
お通しなどは出ていないので、席料は取らないだろう。
サービス料と税金なんだろうか。
それとも、“こいつらもう来ないだろう”と思われて、余計に取られたか…。

メッシタ
メッシタ…赤丸急上昇の人気店。
CPの悪い大衆イタリア料理風居酒屋。
何事も過剰な期待をしてはいけない。

メッシタイタリアン / 不動前駅目黒駅武蔵小山駅

夜総合点☆☆☆☆ 1.5


posted by こここ at 21:01| 目黒区 目黒、中目黒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする