二つの「とんき」を始め「大宝」、「天津」などとんかつの有名店が多い目黒。
今日はそんな中でまだ一度も行ったことのなかった、
目黒駅西口からすぐの「かつ壱」に行ってみた。
午前11時開店との情報を聞き、その時間に行ってみるがまだ準備中。
店頭のメニューを見ながら「何にしようか」と考える。

「チューボーですよ」に街の巨匠で出た模様が店頭に飾られている。
ソースカツ丼がテーマだったよう。
この店の一番のウリはどうやらこのかつ丼ソース味850円になるのだが、
私はとんかつを醤油で食う派なので今回はパス。
ロースかつも食いたいしカキフライも食いたいし、
ということでカキ、ロース定食1,350円に決定。
すぐに開店。
もちろん一番乗りで、広いテーブル席に座ろうとすると
カウンターの中の主人が私に「カウンター!」とぶっきらぼうにひとこと。
ムッとしながら振り返りにらみつけると、
主人は眼をそらしながら「こちらの席でお願いします」と言い直す。
普段は横柄な接客してるんだろうなあ。
注文から10分とたたずに出来上がる。
もの凄いボリュームだ。
かなり厚めのロースかつに大きめのカキフライが3つ。
それにシジミの味噌汁と漬物がつく。キャベツもかなりの量。
ロースかつは恐らくランチのロースかつ定食950円と同じものを使用していると思うが、
他ではなかなか950円で食える厚さではない。
コロモは硬めだがパン粉の目が粗くサクサクしている。
(このコロモを敢えて系統で言うなら「まい泉」系のように思った。)
かつを箸でつまみあげてもコロモは剥がれようとしない。
とても美味い。
1,450円の上ロースかつ定食を是非食ってみたくなる。
カキフライを箸で割ってみる。
中から汁がジュワっと出てくる。
こういう場合は「カキ汁」って言うのだろうか。
レモンとタルタルソースが皿に盛られている。
3個の内2個はタルタルソースで、1個はレモン醤油で食う。
いずれも最高に美味い。
最後はロースかつをひと切れ残そうか迷ったが根性で食った。
ご飯や味噌汁のおかわりに関する表示は見あたらなかったので有料かもしれない。
最初の主人のひとことは気になったが、
(私が店を出るときもこの主人は無言だった。)
それでも今日食った感じではカツカレーやソースカツ丼、海老・ヒレ定食など
どれもきっと美味いであろう事は簡単に想像がつく。
また来たい。
「とんかつ かつ壱」
品川区上大崎2−25−5 久米ビルB1F
03−3779−3388
営業時間 11:00−14:30 17:00−21:00
日祝休
星取(★4つが最高)
味:★★★1/2 量・価格:★★★★ 接客・雰囲気:★
