2012年10月20日

ヴィノテカ・キムラ(白金高輪)…無用の気遣いで肩の力を抜けず

ヴィノテカキムラ
約1ヶ月前に予約のために電話を入れる。
電話に出たのは中年男性、疲れ切ったため息交じりの声で応対される。
そして、こちらがまだしゃべっているのに電話を切られる。
営業時間外に電話をしたのに。

評判のイタリアン「ヴィノテカ・キムラ」。
人気の源は味とコストパフォーマンスだが、
一方で男性一人で賄っているためオペレーションに問題があるのだと言われる。
予約時に嫌な印象を持ってしまったから、かなり構えての訪問である。

ヴィノテカキムラ
土曜の18時ちょうどに妻と店に行く。
古川橋交差点からほど近い、細い道に入った住宅街に店はある。

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店に入ると、全12席という小さな店内に先客はまだなし。
席は厨房を囲むカウンターが6席と2人用テーブル席、4人用テーブル席があり、
我々は窓際の4人用テーブル席に導かれる。

ヴィノテカキムラ
ボトルワインは冷蔵庫から自分で選ぶ、と聞いていたが、
実際は冷蔵庫の中のものを指定すると、主人が奥から冷えたボトルを持ってくる。
価格帯は4,000〜20,000円とのことで、我々は4,000円の白ワインを頼む。
出てきたものは市価で1,200円くらいのものなので、いい値段を取っていることになる。

ヴィノテカキムラ
(画像クリックで大きくなります。)
メニューを見る。
一人で賄っていることを考えれば料理の種類は多い。
主人がボトルの白ワインを持ってきてくれたところで、
お肉屋さんの前菜2,500円生ウニとバジリコのトマトソーススパゲッティーニ1,700円を注文する。
口コミ等で特に評判がいいので、これだけは注文しようと思っていたメニューだ。

か細い灯りで薄暗い店内、何となく厨房の主人の作業の様子に目が行く。
カウンター席ではないのでよくは分からなかったが、かなり丁寧に作業をしているように見える。
まだ店内に客は我々だけだからいいが、混みあってもきっと手を抜かないのだろう。

ヴィノテカキムラ

ヴィノテカキムラ
パンが出てきた後に、お肉屋さんの前菜が出てくる。
生ハム、サラミ、レバーパテ、フォアグラパテ、ぼんじり、鴨の燻製、鶏肉が乗っている、
と主人に説明される。
イタリアンの雰囲気満点の前菜だったが、ぼんじりだけは焼鳥屋風で異色だった。
レバーが苦手な妻はレバーパテを放棄する代わりにフォアグラパテをすべて食べてしまった。

ヴィノテカキムラ

ヴィノテカキムラ
生ウニとバジリコのトマトソーススパゲティーニが一人前を二つに分けて出される。
これは評判通り、絶品だ。
ややザラッとしたトマトソースは酸味が強く、まったりしたウニの食感とよく合う。
これだけボウルにカプリチョーザ盛りしてもらって食べたいくらいだ。

ヴィノテカキムラ
メインに注文したのが沖縄産ロイヤルポークのロースト2,700円
出てきた瞬間にため息が出るくらいのボリュームだ。
生のルッコラ、チェリートマト、マッシュルームが敷かれ、
豚肉から出る肉汁や油などでルッコラが軽く火を通されたようになっている。
豚肉は脂身に富み、噛んだ時に口の中に旨味が広がる。
ここでもうお腹いっぱい、全部食べきれなかった。

ヴィノテカキムラ
約2時間の滞在、帰る頃には半分くらいの席がうまっていたが、
注文した三品は、特に待つこともなく、いいタイミングで出てきたと思う。
最初の前菜を食べていたときに、主人はこちらの食べ進み具合をうかがっているように見え、
二品目のパスタはとてもいいタイミングで出てきた。
そういう気遣いはある店なのだと思う。
前評判から、こちらが主人に気を遣いながら食事している感じになってしまったが、
何となく無用な気遣いだった気がする。

一皿のボリュームは多いが、料理の単価もそこそこするので、
白金高輪界隈に住む人にはリーズナブルかもしれないが、一般的な目では高級店だと思う。
評判があまりにもいいのでお肉屋さんの前菜を注文したが、
肉のメイン料理を注文するのなら、野菜系の前菜を注文した方がいい。

ヴィノテカキムラ
コペルトは一人250円。そしてメニューの料金は税別だ。
二人で11,970円の会計をして、店を後にした。

ヴィノテカ・キムライタリアン / 白金高輪駅泉岳寺駅三田駅

夜総合点★★★☆☆ 3.0

posted by こここ at 21:00| 港区 白金、高輪台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする