2013年02月08日

【閉店】とんかつ 鈴文(蒲田)…蒲田名物林SPF特厚脂かつ

鈴文
4年近く前に一度来て、その豚肉の旨味に感激した蒲田の人気とんかつ店「鈴文」。
どうもここのところ、この店に関する芳しくない評判を目に耳にする。
確かめるというわけではないが、思い立って平日の13時過ぎに一人で行ってみた。

カウンターのみ全16席という店内は清潔感あふれる。
先客は4人ほど、入口近くの席に座る。

鈴文
小さくてパウチされたチープなメニューを見る。
まあ見なくても決まっているんだけど。
特ロースかつ定食2,100円を注文する。

鈴文
カウンター内で高齢の主人が分厚い豚肉にコロモをつけ、油に投入する。
その動きはちょっと心配になるくらいスローだ。
作業を見ていると、ゆっくりと時間が過ぎていくような気になる。
15分から20分くらいの間、じっくり揚げるのだろう。

なんて思っていると、揚げ始めからわずか6〜7分くらいで主人がかつを油から上げる。
私以外の客にはすべて料理が運ばれているので、どう考えても私の特ロースかつだ。
バットにかつを立ててしばらく油切りした後、かつに包丁を入れる。
一回切る毎に揚げ油に包丁をつけている。

鈴文
出来上がってくる。
赤味噌に人参がたっぷり入り肉がほとんど見当たらない豚汁とご飯が一緒に運ばれる。
つけ合せのキャベツは評判通りの粗千切り、ウチの妻でももっと細く切れそうだ。
キャベツとご飯はおかわりできるよう。

鈴文
かつは270gくらい、厚さは最大で3pくらい、4年前よりサイズダウンしたように思う。
肉の断面を見れば揚げ時間から察せられる通りのレア。
切れ目の断面には油で温めた包丁を当てているから、中の方はもっとレアな筈だ。

食べる。
なんだろう、豚肉の薄っぺらい味は。
赤身にまったく旨味を感じないばかりか、多くの部分を占める脂身もスカスカな味わい。
昨年暮れに食べた丸山吉平の特上ロースカツと味がよく似ている。
油まみれにしたこんにゃくのカツを食っているような感じだ。

林SPFポーク使用、厚みの割に短い揚げ時間とそれによるレアな仕上がり、脂身の割合が多い、等、
両店の共通点は多い。
明らかに肉の熟成が足りない。
塩や醤油で食べるには味気なさ過ぎて、ソースと辛子をベタベタにつけて食べるしかない。
4年前に食べた鈴文のロースかつはもっと旨味があった気がするから、
肉の業者なのか、肉の種類なのか、保存法なのか、何かが変わったのだろうか。

鈴文
4年前に食べて以降、多くのとんかつ名店を食べ歩いて、私の舌が肥えてしまったのだろうか。
或いは期待しすぎて、必要以上に美味さを感じなかったのだろうか。
丸一や富善、檍あたりももう一度食べてみなければいけないかも。

鈴文とんかつ / 蒲田駅蓮沼駅京急蒲田駅

昼総合点★★☆☆☆ 2.5

ラベル:とんかつ
posted by こここ at 14:30| 大田区 蒲田 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする