平日13時過ぎ、有楽町駅界隈、気分は圧倒的にとんかつ。
候補は結構ある。
まずは交通会館の地下へ。
だめだ。
あけぼのもキッチン大正軒も外待ち客の列ができている。
ここで思い浮かんだ京橋の松若を目指し、足早に歩く。
途中、なぜか銀座インズ3の中を通り、ジャポネの列が短いのに気をひかれるが、
迷いを絶って京橋方面へ歩を進める。
店内に入ると、カウンターのみ全8席の店内に先客は3人ほど。
一番端の席に座る。
他に2階にはテーブル席があるようだ。
メニューを見る。
上カツと串カツのセットはできるか聞くと、大丈夫と言われる。
上カツ・串定食1,200円を注文する。
店はおばちゃん店員二人で切り盛りされているようだ。
私の後に何人か客が続いて店内が一挙に満席になるが、
二人は忙しくても元気がよく、笑顔で客に対応している。
注文から10分足らずで出来上がってくる。
とん汁とお新香がつく。
料理が出たと同時に代金を払うしきたりとなっている。
上カツはロースカツだと思い込んで食べていたが、どうやらヒレだ。
脂身は完全に削ぎ落とされ、肉は硬めだ。
目の粗いバリバリの高温揚げのコロモをまとって、全体に食感がハードだ。
肉のボリュームは150gあるかないかというところだろう。
串カツは小さなヒレ肉とねぎが入り、サイズは小さめ。
コロモは上カツと同様にバリバリのハードである。
ちょっと組み合わせがかぶってしまった感じで、
コロッケにしておけばよかったかな、と後悔する。
周囲を見るとハンバーグフライ、いわゆるメンチカツを注文している人が多かった。
このコロモの食感だと、中身は軟らかいメンチが合うように思う。
次回はそれでいこう。
接客が気持ちいいので、また来たい。