時計を見ると15時過ぎ、空腹で気が狂いそうだ。
小川町、淡路町界隈を歩く。
分厚いとんかつが食いたい。
が、この時間だと厳しい。
ポンチ軒も勝漫も丸五も昼休憩に入っているはずだ。
ふと、小川町交差点で「とんかつ 六九」という店を見つける。
地下の店に行ってみると、どうやら営業中のよう。
全36席の店内には10人ほどの先客がいて、女性一人客もいる。
メニューは5種。
券売機で上ロースかつ定食990円の食券を買い、近寄ってきた女性店員に渡す。
値段といい、店内の雰囲気といい、いわゆるファストとんかつ店のようだ。
ご飯、味噌汁はセルフで取り放題になっている。
卓上にはとんかつソース、辛子、醤油、お茶のポットが置かれる。
注文から8分くらいで出来上がってくる。
漬物と油揚げの味噌汁がつく。
味噌汁はセルフでおかわりする際にワカメを足すことができる。
ご飯はおかわりできるので軽めによそわれている。
ロースかつは肉の厚みが最大1p、160gくらいのボリュームだと思う。
コロモは目が粗く、サクッというよりはザクッとした食感で、
肉からも剥がれやすくなっているので、ある程度高温で揚げられているのだろう。
食べてみると、まあ値段なりのかつという印象だ。
脂身はそこそこついている。
玉ねぎのかつがついてくる。
都内のファストとんかつは長らくかつやの寡占状態だったが、
最近松屋系の松乃家やかつ丼屋、まるやなどが店舗数を増やしている。
競争が進んで質が向上し、廉価でてっとり早くとんかつを食える環境が充実してほしい。
今のところ、これらの店の優劣はよく分からない。
とんかつ六九 (とんかつ / 小川町駅、淡路町駅、新御茶ノ水駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.0
ラベル:とんかつ