2015年最後の妻との外食ディナーは馴染みのジジーノである。
11月初旬に来て以来になる。
予約の17時半に店に行くと、すぐにいつものカウンター席に導かれる。
そして落ち着く間もなく地下のワイン庫「せせらぎ」へ。
選んだのはマ・デ・ブレサドというコートデュローヌのシラーだ。
ほどよい樽香でシラーらしい土っぽさもあって飲み応えもまずまず。
メニューを見る。
二人だと前菜2品、野菜焼、肉焼、パスタと5品程度の注文が普通のようだが、
我々はそこまで食べられないので、まずサラダ、野菜焼、肉の注文をする。
お通しはいつも凝っているが、今日はホッキ貝のアーリオオーリオが出る。
私はホッキ貝が大好物だが、こうして食べるのもなかなかいい。
料理一品目はズワイガニと白菜のアーリオオーリオサラダ780円である。
基本的に炭火焼料理が中心の店だから、
すぐに出て来る料理をまず注文しないと最初に手持無沙汰になってしまう。
ズワイガニはふんだんに入り、ラディッキオやロメインレタスも入る。
続いては野菜焼き盛り合せ(二人前)880円、ある意味この店の主役料理だ。
全部で6種類、3種類ずつ2皿に分けて出て来る。
まずは肉巻甘長唐辛子、アンデスレッド、レンコンが出る。
アンデスレッドはジャガイモの一種だが、歯応えといい甘みといい出色の美味さだ。
続いてはあやめ雪カブ、プチピーマン、黒アワビ茸が出て来る。
プチピーマンは苦みがなく甘くてトマトのような感じ。
因みに野菜焼を注文すると髭のシェフがいつも希望を聞いてくれるが、
何が出て来るか分からない方が楽しいのですべておまかせだ。
いつも通り、口直しのキャベツが出た後、
メインは尾崎牛外モモ2,300円である。
以前、田村牛も間崎牛も食べたが、やはり尾崎牛が一番美味い。
噛みしめると、凝縮された旨味が口の中で一気に解き放たれる感じだ。
〆はシンプルトマトスパゲティ1,200円を注文する。
旨味たっぷりなものを食べ続けたから、最後は酸味のあるアッサリパスタがいい。
髭のシェフのパスタはいつでも美味い。
会計は二人で10,140円。
2015年最後の店をここにしてよかった。
下の階のテルミニと使い分けがなかなか大変なのだが、
2016年も交互に来るようにしたい。
ブラーチェ・エ・ヴィーノ・ジジーノ (炭火焼き / 東銀座駅、銀座一丁目駅、銀座駅)