お気に入りだった雲林に行くのをやめて以来、中華の店を探していた。
ホスピタリティがよく、落ち着けて、ワインが飲めればいい。
そんな期待をもって探し当てた「レッセシノワ フェール」に行ってみる。
三連休の最後の月曜、家から20分ほど歩いて、予約の18時に店に着く。
店を一人で切り盛りする若い男性主人に1階のテーブル席に導かれる。
2階は座敷席のようになっているそうだ。
まずはドリンクだ。
ワインはココファームのもののみなので、農民ロッソをボトルで注文する。
すると開いてない瓶がないらしく、開いているものを割引で提供してもらった。
メニューは一人で切り盛りしているわりに種類が多い。
魚や野菜は仕入れによっておすすめの品が変わるのだそうだ。
料理一品目は蒸し鶏 葱と生姜のソース650円が出て来る。
一人前を二皿に分けて出してくれる。
さっぱりとしてオーソドックスな味で美味い。
続いてはパクチーとクレソンのサラダ650円、やはり二皿に分けて出て来る。
酸味のあるソースがかかっている。
パクチーとクレソンは本当によく合う。
農民ロッソのボトルがなかったお詫びに、とサービスのかぶのピュレが出て来る。
別に気にしてもらわなくてもよかったのだが・・・。
注文した品より高い品が出てきて、何となく申し訳なくなる。
さて、店主にすすめられたイトヨリダイの強火蒸し(値段不明)が出て来る。
白髪ねぎとパクチーがのり、魚の下に豆腐がある。
香味野菜と共に紹興酒をまぶして蒸した、いわゆる鮮魚清蒸という料理だろう。
イトヨリダイはふっくらとして軟らかくとても上品な味だ。
続いて国産豚と玉ねぎのシューマイ550円が出る。
なかなか大ぶりで、みっちりと肉がつまっている感じだ。
もちろん臭みはなく、添えられたタレをつけなくとも十分に美味い。
〆はかきと春菊のチャーハン1,200円である。
妻は牡蠣が苦手だが、身はすべて私が食べることにして強引に注文した。
具が牡蠣だけにパラパラでなくしっとりめの仕上がりになっている。
チャーハンがパラパラでなくてはならないとはちっとも思わない。
醤油ベースのタレが使われて濃いめの味付けで、なかなか美味い。
この日の会計は二人で7,000円ちょっと。
サービスの品があったから実際は分からないが、かなりCPは高いと思う。
料理のクォリティも高い。
ただ、一人で切り盛りされるので、店が混んだ時が心配だ。
また来たい。
因みに正式な店名は「Chinois Laissez-faire succeed as 洗足カフェ」である。
シノワ レッセフェール (中華料理 / 洗足駅、北千束駅、西小山駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.7