みどりの日の朝、掃除機をかけていると、朝風呂から出て来た妻が言う。
「今日、友だちとランチに行くから、食事は勝手に済ませてね。」
餃子だ。
妻の言葉を最後まで聞き終わる前に心が決まった。
以前から行ってみたいと思っていた池袋の「開楽」に行く。
開店時間の5分前に着くと店頭にはまだ準備中の札がかかっていて、
店の前で待っていると、私の後に5〜6人ほどの待ち客の列がすぐにできた。
隣の回転寿司店にも待ち客の列があったが、10時58分くらいに店内に収容された。
午前11時になり、男性店員が出てきて店内に導かれる。
1階はカウンター席、2階はテーブル席で、一人客は自動的に1階席に導かれる。
(画像クリックで大きくなります。)
事前に決めていたので、メニューを見ずにすぐに店員を呼ぶ。
手造りジャンボ餃子1人前360円と単品豚肉とキャベツの味噌炒め800円を注文する。
糖質制限の観点から回鍋肉は定食でなく単品にする。
私は餃子はデカくて皮が厚いのが好みだ。
おちょぼ餃子とかひと口餃子なんかはお菓子を食ってるみたいで好きじゃない。
正直言うといずれの店の餃子も好みのど真ん中というわけではないので、
開楽にはかなり期待しての訪問だったのである。
注文から3分後にまず豚肉とキャベツの味噌炒めが出て来る。
これがなかなかのボリュームだ。
豚バラ肉はふんだんに入り、キャベツの火の通り加減もいい。
注文から10分ほどして餃子が出来上がってくる。
これはかなりのデカさ、御三家にもまったく劣らないだろう。
1個を半分に割って断面を見ると、野菜の比率が高いことが分かる。
メニューによれば豚挽肉、キャベツ、ニラ、ニンニク、しょうがは入るようで、
安定剤を使用していないとのことなので、
あんはあまり長くは作り置きされていないのだろうと思う。
だから噛むとビュっと旨味のつまったツユがほとばしるのである。
美味かった。
強いて言えば、皮の焼き目がもうちょっとパリッとしていればよかった。
泰興楼以外の御三家の餃子は久しく食べていないから、
いい機会だから行ってみてもいいかな、と思った。
開楽 本店 (中華料理 / 池袋駅、東池袋駅、都電雑司ケ谷駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.7