土曜というのに今日は15時から目黒のホテルで仕事の会合がある。
15時からでも、それまでに何かできるわけじゃないから、
言ってみれば一日仕事でつぶれるのと同じようなものだ。
その前の腹ごしらえにと、東口の中華料理店「鎮海楼」に行く。
14時10分くらいの入店で全40席の店内に先客は5人ほど。
席はテーブルのみで、テーブル自体は普通の大きさだが、
テーブルとテーブルの間がとても狭くて、間を人が通りづらい。
要は店の面積に対してテーブルを置き過ぎなのだ。
入口近くの4人用席に座り、メニューを見る。
ランチメニューは11種で、昼はランチメニュー以外の注文はできないよう。
四川風麻婆豆腐定食と焼き餃子2個定食1,000円に追加焼き餃子2個200円を注文する。
この一角は昔から目黒界隈でも特にいい飲食店があるところで、
今は亡き、西口の店とは無関係のとんかつとんきや大衆洋食のポップワンが懐かしい。
この店の評判もかねてより聞いていたが、
中華料理店にしては昼のメニューの選択肢が少ないので足が向かなかった。
今日入店したのも、たまたま通りがかったから、が正直なところである。
注文から6分ほどで、まず麻婆豆腐定食が出来上がってくる。
化学の味の中華スープとキャベツや大根、キュウリ等が入るミニサラダがつく。
ご飯はあらかじめ少なめに盛るようお願いしてある。
麻婆豆腐は豆豉や山椒がたっぷり入る本格四川タイプだ。
とは言え、辛さや痺れ感は強烈というわけでなくほどよい感じ。
豆豉の酸味や甘みもしっかりあって、まずまずの味わい深さではないかと思う。
麻婆豆腐から遅れること2分で海老入り焼き餃子4個が出て来る。
大きさは標準的な中ぶりで、焼き目にフライパンの模様がついている。
ぷっくりと膨れているというよりはみっちりと中身がつまっている感じ。
食べてみると、これはなかなか美味い。
あんには豚肉、キャベツ、ニラに海老の身が認められるが、
食感の面でも味の面でも海老がいい役割を果たしている。
皮は硬めの仕上がりなので、お湯たっぷりの蒸し焼きではなさそうだ。
餃子も麻婆豆腐も美味かったから、夜に来てみたい気がする。
夜のメニューを見てみたいものだ。
テーブル間隔の狭さと全面喫煙可とで居心地は覚悟が要りそうだが…