約1か月前に店に電話すると、馴染みの店員さんが覚えていてくれてホッとする。
今晩は今年1月以来のNirvanamである。
夜のオープンの18時ちょうどに店に行く。
いつも通り、一番奥の広い4人用席に案内される。
窓が広いので景色がいい席だ。
馴染みの店員さんは今日は非番のようだ。
ドリンクはSURAのスパークリングを選ぶ。
さて、久々にこの店に来るにあたって、妻とかなり議論を重ねた。
この店は何を食べてもとても美味いことは分かっている。
だからついいろいろ頼んでしまい、しかも頼んだものは全部食べてしまう。
いつもお腹パンパンになり、翌朝の体重計は恐ろしい値になる。
私は、いろいろ頼んで食べきれなければ残そうという意見だが、
妻は、いつもより少なめに注文しよう、と主張する。
で、いつもはつまみは二品注文するが、妻の意見をのんで一品にする。
ギーロースト1,100円、いわゆる具のないプレーンドーサである。
ドーサはギー(インドのバターオイル)風味のライスクレープだ。
これをサンバル、ミントチャトニー、マイソールチャトニーにつけて食べる。
死にそうに美味い。
カレーはいつも通り二品を注文する。
まずはチキン・ハイドラバディ1,400円、
ココナッツミルクが利いていると称しながらもこの店で一番辛いカレーだ。
もう一品はマラバー・フィッシュ・カレー1,400円、
白身魚が入る、クリーミーながら複雑なスパイス感が味わえる一品だ。
エースを二つ並べたと言える構成である。
主食はやはり南インドだからケララポロタ300円を選ぶ。
本来南インド料理にはタンドーリ料理はなく、つまりナンはない。
もちろんこの店のメニューにはあるのだからナンを選んでもいいのだが、
なんとなく気分でいつもそうしてしまう。
お腹が落ち着いてまったりしていると、
まだ料理が残っている皿を店員が無言で下げていく。
私はこういうことをする店は大嫌いだ。
自分たちが作って提供した料理に誇りを持っていないのだと思ってしまう。
「○○○○さん(馴染みの店員さん)がいたら違ったのにね・・・」
という妻の言葉もむなしく、
料理はとても美味かったのにちょっと残念な気持ちで、
二人で7,200円の会計をして店を後にした。
ニルヴァナム 神谷町店 1号店 (インド料理 / 神谷町駅、御成門駅、六本木一丁目駅)
夜総合点★★★★☆ 4.3