最近、朝早くの仕事が多い。
振り返ってみれば、今年何度早朝に立ち食いそば屋に行ったことか・・・
たまには早朝に違うものも食べてみたいが、
一大ターミナル駅の品川駅でも、朝7時より前の構内の選択肢はそばしかない。
京浜東北線ホーム横浜寄りの「そば処 常盤軒」に行く。
小さな店内に先客は男性一人客ばかり4人ほど。
最近は立ち食いそば屋でも椅子が用意される店が結構あるが、
この店は完全立食だ。
(画像クリックで大きくなります。)
券売機の前に立つ。
常盤軒のカレーが意外と美味いことを知っているので、
カツカレーを第一目標としていたが、残念ながら注文不可だ。
実はここに来る前に山手線ホームの常盤軒にも行ってみたのだが、
カツカレーはやはり注文不可だった。
やむなくかき揚げ天玉そば510円の食券を買い、カウンターに出す。
約1分半で出来上がり、カウンター越しに丼を手渡される。
輪切りのねぎはセルフでなくあらかじめかけられて出てくる。
かき揚げは丼の表面の80%以上の面積を覆っている。
具は小エビとネギが認められ、厚みはなく、
完全に汁に浸ってサクサク感などはまったくない。
これにもう一つ天ぷらを加える容量的な余裕はこの丼にはなさそうだが、
実際に券売機を見ると、天ぷらの追加トッピングはできなさそうだ。
かき揚げをずらし、生卵を崩す。
そばはそば粉成分が多くて太めでゴワッとボソッとした食感だ。
立ち食いそばではなかなかないタイプのそばかも知れない。
一方でツユは甘さ辛さはほどほどで、そばに対してやや弱い感じ。
そばを生卵にくぐらせて食べる。
今から二、三十年前はとても美味い立ち食いそば屋だったが、
世の立ち食いそば屋がどんどん進化して、はっきり言って中庸になった。
変わらない良さというのもあるのかもしれないけれど。
品川23号そば店 (立ち食いそば / 品川駅、北品川駅、高輪台駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.0