いったい何回目のレビューになるのだろう。
いつも『ワインコインでリッチな気分』とかいう題で書いている。
しかし!・・・今回ついにワンコインを超えて600円を払ったのだ。
だから何回目かは分からないが新たなレビューを書くのだ。
東急大井町線中延駅前の立ち食いそば店「大和屋」である。
平日13時半に店に行くと、小さな店内に先客は4人ほど。
皆、中年の男性一人客だが、背広姿は私だけだ。
来る前から天ぷら三つのせを敢行したいと思っていたのだ。
今までも思ったことはあったが、ちょっと恥ずかしくてできなかった。
今日は勇気をもって注文するのだ。
そばでもうどんでもきしめんでも天丼でもいい。
「あのー、すいません。ゲソと春菊と…えーと…」
「そばですかうどんですか?」
「あー、きしめんで…」
うー、三つめを注文できなかった。
やっぱり三つものせるなんて恥ずかしくて頼めない。
目の前で年配男性店員が私のきしめんをこしらえている。
ここは勇気を振り絞る。
「あのー、ちくわものせてください!」
「え゛?ちくわもですか?」
一斉に他の客の視線が私に向く(ような気がするだけだ)。
年配男性店員が苦労しながら天ぷらを重ねてのせている。
出来上がってきた。
ゲソ天、春菊天、ちくわ天のせきしめん600円。
料金の内訳はまったく分からない。
食べる。
コロモだらけのゲソ天が大好きだ。
ツユに浸っている内にコロモからゲソ天が脱出してくる。
ゲソ天が分解されてたぬき化してくるが、想定の範囲内だ。
この際きしめんはどうでもいい。
出来合いの茹で麺だ。
たぶんそばもうどんもツユも向かいの六文そばの方が美味い。
でもゲソ天に関しては大和屋に一日の長があるのだ。
次は天ぷら四つのせだな…
フィギュアスケートのジャンプの回転数のようにチャレンジしていくのだ。
(そんないいもんじゃないか)
ゲソ天、春菊、ソーセージ天、ごぼう天の天丼だな…
絶対恥ずかしくて注文できないと思うが。
昼総合点★★★☆☆ 3.3