朝起きてから何も食べないままずっと働きづめで、
東急池上線荏原中延駅にて17時半。
どうしてもグラタンが食べたい。
選択肢はオリジン弁当のデリか「洋食 ふじかわ」しか思い浮かばない。
「洋食 ふじかわ」に行く。
入店すると先客はなく、4人用テーブル席につく。
約一年半ぶりに来たが、以前同様、年配夫婦二人で切り盛りされている。
(画像クリックで大きくなります。)
メニューも一年半前と全く変わらない。
この店には幾度か来ているが、どの品もボリュームが乏しい。
そこでチキングラタン980円、豚汁セット100円に加え、
ポークしょうが焼850円を注文する。
ふと考える。
グラタンやドリアって、パスタ専門店で食べるのがいいのか、
それともこのふじかわのような洋食店で食べるのがいいのか。
パスタ専門店の方が具の違いによるバリエーションが豊富かもしれない。
洋食店では調理に時間がかかるので昼は嫌がられることが多い。
思い切りグラタンを食べたければビュッフェに行くのがいいが、
冷めていたりしてがっかりすることも多い。
注文から16分ほどでグラタンもしょうが焼きも出来上がってくる。
ポークしょうが焼はロース薄切り肉が5枚ほど、
ピーマンや玉ねぎと共に炒められ、鉄皿に上に並ぶ。
タレが乏しいので千切りキャベツを浸して食べることはできない。
味つけは甘さ控えめでなかなか美味い。
グラタンは耐熱皿に溢れんばかりに入っていて、
なかなかのボリュームだ。
マカロニではなく太めのスパゲティが使われる。
洋食屋のグラタンではよくあることだ。
ベシャメルの味はオーソドックスでチーズも安っぽくなく、
まずまずの満足感だった。
豚汁は味噌成分が薄く、出来そこないの野菜スープのようだった。
有料なのだからもうちょっと真面目に作ってほしいと思った。
地元民に支えられる大衆洋食店であり、
かつて戸越銀座商店街にブルドックという有名店があったが、
こういうタイプの店は減りゆく傾向にある。
いつまでも長く頑張ってほしいものだと思う。
次はナポリタンとロースカツを食べたい。
洋食 ふじかわ (洋食 / 荏原中延駅、中延駅、戸越公園駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.2