JR新橋駅烏森口からニュー新橋ビルに入ってエスカレーターを降り、
すぐに右に曲がると通路の左右に三軒の居酒屋が見える。
「百菜」「だいだい」「喜代」・・・、これらは同一の店だ。
メニューは同じで店員がこれらの店を行き来しているからだ。
おばちゃん店員に呼びこまれるまま「百菜」に入る。
13時ちょっと前で店内に先客はなく、2人用テーブル席につく。
(画像クリックで大きくなります。)
ランチは14種でご飯、味噌汁のおかわりが無料ででき、
惣菜の小鉢が二種類つく。
カウンター上に置かれた大皿にのる魚類がおすすめと言われるが、
豚肉生姜焼き定食850円を注文する。
おばちゃん店員はため息をつき、若い料理人がやおら調理を始める。
おばちゃんから惣菜の小鉢を二品選ぶように指示されるのだが、
「きんぴらがいいよ、きんぴら。」
「豆腐美味しいよ、とうふ。」
なんて言いながら手渡され、ほとんど選ぶことはできない。
他にポテトサラダ、マカロニサラダなどがあったように思う。
豆腐は麻婆豆腐なのかと思ったら、
ゼラチン状に固まった辛味ダレにつかった豆腐だった。
挽肉もネギも入らない。
注文から6分で定食が出来上がってくる。
わかめと豆腐の味噌汁がつく。
ご飯はあらかじめ少なめで頼んである。
生姜焼きは豚バラ薄切り肉を玉ねぎと一緒に炒めたもの。
かなりのツユダクで、千切りキャベツを浸して食べられるのが嬉しい。
食べてみると、甘さ控えめの好みのタイプの味つけだ。
美味かったが、ボリュームがやや乏しく感じた。
フライものの単品や納豆、生玉子などの単品注文ができればいいのに、
と思った。

無くなる、建て替える、という噂を聞いて久しいニュー新橋ビルだが、
カオス的な空間の地下1階飲食店街も真剣に探せばいい店がありそう。
次は、敢えてチャレンジングな外観に店に挑んでみよう。
昼総合点★★★☆☆ 3.2