2018年11月22日

溜池 酉玉(溜池山王)…丼は胸躍る宇宙であるべきだ

030.JPG
「一番好きな丼は?」と問われれば私は焼鳥丼と答える。
2位がかき揚げ丼で3位がかつ丼だが、焼鳥丼の1位は断然だ。
今日は評判の焼鳥丼を求め、「溜池 酉玉」に行く。

開店時間であるはずの午前11時に店に行くと、
まだ看板に灯りがともっておらず、開店している様子がない。
周辺を10分ほど散歩して戻ってきても様子はまったく変わらず、
戸を開けようとすると、中から鍵が開き、女性店員に導き入れられる。

010.JPG
カウンター席のみ全18席の店内はいかにも高級焼鳥店の内観だ。
入口から見て右奥の席に案内され、メニューを見る。

004.JPG
ランチメニューは四種の丼のみで、
いずれの品にも“焼鳥”と称する、いわゆるきじ焼きがメインで入る。
11時台に売り切れ必至と言われる限定串焼丼が最上位メニューになるが、
鶏そぼろが好きなので上酉玉丼にももの凄く惹かれる。
悩んだ末、串焼丼1,200円肉のみ(アタマ)大盛100円で注文する。

012.JPG
席からは焼き場が見える。
若い職人が、来たる客の注文に備えてどんどん串を焼いている。
焼きあがった串は隣の男性の手元の銀紙に包まれたケースに収容される。
多くの指摘がある通り、焼きたての串が丼に盛られるわけではなさそうだ。
とは言え、私はこの日のランチタイムの口開け客だから、
出てくる丼の上物はすべて焼き立てであるはずだ。

014.JPG
注文から11分で出来上がり、カウンター越しに店員から手渡される。
その際、「アタマ大盛はきじ焼きのみ大盛となります」と言われる。
白菜の漬物と、鶏出汁と魚出汁を合わせたようなお吸い物がつく。

026.JPG
丼の蓋を開けると、内容はバラエティに富み、なかなかの見映えだ。
きじ焼き、しし唐、白ネギ、温泉玉子に加え、
串に刺さった状態のつくね、レバー、ささみがのっている。

041.JPG
串焼をよけてみると、ご飯には少量の海苔がのせられている。

031.JPG
丼に深みがないので、ご飯のボリュームはあまりない。

036.JPG
食べる。
きじ焼きはムネ肉で、皮はついているが肉自体はパサついている。
味つけは甘みがほとんどなく、心なしか炭火の香ばしさもない。

034.JPG
一方でささみ、レバー、つくねの串三本はとてもいい味わいだ。
レバーの食感がいい、つくねに軟骨が食感がある、は最早当たり前だが、
特にささみはしっとりとして、甘くないタレ、ワサビと調和していた。

045.JPG
ムネ肉とそぼろと野菜の丼ではきつかっただろう。
限定の串焼丼を選んでよかったと思った。

046.JPG
焦げ目のついた肉に甘ったるいタレがかかった、
いわゆる、わしわしとかき込める焼鳥丼とは対照的な品だ。
内観から察せられる通りの、上流の大人向き焼鳥丼なのだろう。
もちろん出の卑しい私はわしわし系の丼の方が断然好みなわけで、
上品なアッパー焼鳥丼には戸惑ってしまったのである。
11時半過ぎ、会計をして店を出ようとすると、
「東京カレンダー」を購読していそうな若者たちが続々と入店してきた。

溜池 酉玉焼き鳥 / 溜池山王駅国会議事堂前駅虎ノ門駅

昼総合点★★★☆☆ 3.2


ラベル:焼鳥丼
posted by こここ at 15:00| Comment(0) | 港区 赤坂、溜池 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。