2019年02月14日

漁師料理 九絵(大岡山)…観光地だ

026.JPG
東急目黒線で横浜方面に向かう途中、ふと「九絵」のことが頭に浮かぶ。
10年以上前に大岡山に住んでいた先輩と何度も飲みに行った店だ。
TV番組で紹介されランチが大盛況になったとの噂を耳にして久しい。
何となく興味が湧いて大岡山駅で途中下車し、店に行ってみる。

001.JPG
午前11時35分、店に着くと、若いカップルが前で開店を待っている。
その後ろで待っていると、11時40分頃に若い男性店員が出てきて、
「寒い中お待たせしました」の言葉と共に暖簾がかかり、店内に入る。

006.JPG
カウンター席に端からつめて座るように指示される。
メニューを見る。

008.JPG
定食類はランチがディナーよりも安いが、その差額に規則性は無い。

052.JPG
(画像クリックで大きくなります。)
ハンドアウトのメニューに記載されない品が壁などに掲示されている。
煮魚、刺身類、海鮮丼類、アジフライ、カキフライなどに加え、
とんかつ、ハンバーグなど“漁師料理”の範疇でない品も見受けられる。
刺身盛り合わせとカキフライ定食2,800円をご飯少なめで注文する。

004.JPG
(画像クリックで大きくなります。)
言うまでもなく、この店はTVで紹介される前と後では別の店になった。
現在の夜のメニューを見ると、昼の延長線上の品ばかりが並んでいるが、
以前はもっと多彩な海鮮のおつまみがあった。
私は〇〇巡り、〇〇巡礼のようなミーハーな食べ歩きは絶対にしない。
だから、そういう客に対応するように店が変貌するのは残念でならない。

051.JPG
実際、ほとんどの客はTVで紹介されたなめろう付九絵定食を注文している。
(番組見てんじゃねえかよ・・・)
番組の主人公は大食漢で金に糸目をつけないことが人気だ。
(番組、よーく見てんじゃねえかよ・・・)
現在の店の強気な価格設定は明らかにこれに乗じていると言っていい。
昔はもっと良心的な価格だったし、夜は3,000円くらいで十分飲んで食えた。
2,000円もする昼定食に人が殺到するなんて、TVの効果ははかり知れない。

014.JPG
「おい、〇〇、カキ取ってきて。」
注文から15分後に信じられない言葉が年配主人から息子店員に発せられる。
まだやってなかったのかよ・・・

011.JPG
その10分後に、隣席の客にカキフライ定食が提供される。
「もう一個のカキフライも出しちゃっていいの?」
夫人が主人に問うが、主人は無視して刺身を皿に並べている。
“冷めちゃうからさっさと出してくれよ”って心の中で叫ぶ。
先客の若いカップルのなめろう付九絵定食は当然まだ提供されていない。

020.JPG
結局、注文から30分後に刺身の無い状態のカキフライ定食が出される。

022.JPG
カキフライは小ぶりのものが6個盛られ、タルタルソースはつかない。

028.JPG
厚揚げ煮、青梗菜のお浸し、きんぴら、玉子焼きの入る鉢と白菜漬、

033.JPG
大根と鮭の味噌汁がつく。
この味噌汁にもいろいろ言いたいことがあるのだが、ここでは控える。
因みにご飯と味噌汁は二回までは無料でおかわりできるよう。

038.JPG
更にその20分後に刺身盛り合わせが出てくる。
厚めに切られた中トロ、ぶり、平目、サーモン、かんぱちと海老が並ぶ。
多くの指摘がある通り、番組放映時よりもボリュームは減った。

043.JPG
さて、食べてみると・・・
カキフライはカキそのものに旨味がそこそこあったが
油切れが悪くフライとしての完成度は低かった。

047.JPG
刺身は厚めに切られている以上に何か価値があるわけでもない。
「えー!ぶりは一枚しか仕入れてないの?・・・足んないよ。」
という主人の言葉が何を意味するのかを考えながら食べた。

053.JPG
ディズニーランド内の飲食店に行ったらこんな気持ちになるのではないか。
TVのグルメ番組の功罪、更に言えば食べログの功罪は重たいと思う。
そんなものに踊らされてはいけない、との思いを胸に秘め、
十分踊らされたことを自覚せずに、店を後にした。

九絵魚介・海鮮料理 / 大岡山駅緑が丘駅北千束駅

昼総合点★★★☆☆ 3.1

posted by こここ at 14:00| Comment(0) | 目黒区 その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。