2019年02月22日

天亀そば(神田)…ゲソ天と舞茸天を一緒にのせるしあわせ

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朝6時半、JR神田駅東口を出て中央通りを日本橋方面に歩く。
目指すは懐かしの24時間営業立ち食いそば店「天亀そば」だ。
入店すると狭いスペースの中で6人の男性がそばを食べていて、
更に3人の男性が注文カウンターに向かって並んでいる。
皆、ダンプかタクシーの運転手風、こんな光景の店は美味いに決まっている。
怯まずにその3人の列の後ろにつく。

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店は二人の年配女性で切り盛りされ、一人が注文を受けその注文品を作り、
もう一人は奥で揚げ置き用の天ぷらをどんどん揚げている。
3分ほど待って私の番になる。
「もりそばはできますか?」
「できないんです。温かいのだけになります。」

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注文カウンター上のバットに並べられた天ぷらを眺めまわす。

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春菊天、ソーセージ天、茄子天にも惹かれたが、
そば270円ゲソ天170円舞茸天120円を注文する。
注文と同時に会計をするのだが、何故か460円しかとられなかった。

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注文から1分で手渡され、それを持って空いているスペースに潜り込む。
二つの天ぷらが部分的に重なりながら丼の表面を覆い、
小口切りされたねぎがその脇にたっぷり盛られる。
出汁の香りがぽわーんと漂ってくる。

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食べる。
そばは黒い粒が見える田舎そば風だが、それほど香りが強くはないし、
歯応えもボソッとした感じは無く、見た目に反した食感と言える。
ツユはカツオ出汁の味がやや強く、甘めで若干酸味もある。

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ゲソ天は玉ねぎも入るかき揚げとなっている。

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舞茸天もいくつかを抱きあわせてかき揚げ風に揚げられている。
いずれの天ぷらも、ほんのちょっとタレに浸してサクッと食べるのもよし、
しっかり浸してバラバラにし、タヌキ風にして食べるのもよし・・・

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私は約30年前に社会に出てから断続的に7年ほど神田の職場に通った。
封建的な会社で、飲み会では先輩の前に料理に箸をつけるのはご法度だった。
先輩たちがお腹いっぱいになるまで、何も食べることができなかった。
だから新人の頃は、三次会くらいまでずっと先輩たちに注いで廻り、
返盃の酒をひたすら飲んだ。
真夜中に会が終わって先輩たちが皆タクシーに乗るのを見届けてから、
同期の仲間と二人でこの店に来て、やっと腹を満たすのがパターンだった。
懐かしいし、今となってはいい思い出だ。

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当時は神田駅周辺の立ち食いそば屋としては断トツの存在だった。
(と言うよりも、他にろくな店がなかった。)
今でもこの店の天ぷら類の充実ぶりは、
周辺の秋葉原や日本橋の人気路麺店と比べても、十分に勝負になる。
働き方改革で24時間の飲食店は希少になっていくかもしれないが、
願わくば今のまま長く続けてほしいものと思う。

天亀そば立ち食いそば / 神田駅新日本橋駅三越前駅

昼総合点★★★☆☆ 3.4


posted by こここ at 10:00| Comment(0) | 千代田区 神田 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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