世はお盆休み真っ只中、今日も朝から都内を仕事で動き回る。
猛暑で全身汗だくだが、電車もバスも空いているのが救いだ。
14時45分頃、駒込駅近くで仕事に区切りがつく。
夏バテ気味でそばやうどんしか食べられないと思い、スマホで検索し、
でてきた路麺店「一〇そば」に行く。
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店に着き、看板や店頭のメニュー表示を見て、
店名も含めて日暮里の一由そばとの類似性を感じる。
後で調べれば当店は一由そばの支店だったが、2008年に独立したのだそう。
一由そばといえば六文そばグループから独立した店だから、
この店もその系統ということになる。
入店すると、小さな店内に先客は若い男性一人のみ。
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カウンター上のショーケースには種類豊富な天ぷらが並んでいる。
一由そばと同様にジャンボゲソ天や複数ダネの抱き合わせもの、
玉子天、ししゃも天などの変わり種がある。
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ものによっては半分サイズで提供してもらえる。
冷やしうどん250円にジャンボゲソ天140円、舞茸天60円を注文する。
注文から1分かからずに出来上がる。
同時にネギの入ったざるを渡される。
ネギをよそう際、ふと思い立って春菊天ハーフ50円を追加注文する。
一度出された丼を一旦返して加えてもらう。
食べる。
うどんは当然茹で麺で、ぼそっとした食感でつるつる感は乏しい。
ツユは色の濃さから察せられる通り、醤油が濃く塩っぱさが強い。
六文そば系のツユは鰹出汁の香りが強いのが特徴と言われるが、
冷やしであるせいか、あまり強く感じない。
主役とも言うべきジャンボゲソ天は色が濃く、
高温で揚げ過ぎなくらい揚げられている。
割ってみると、意外と小麦粉成分が少なくゲソがみっちり入っている。
その分食感は硬く、明らかに冷やしのツユとは合わない。
温かいツユでシナシナにして食べた方が絶対にいい。
イカは六文そば系だけにムラサキイカなのだろう。
春菊天と舞茸天も小麦粉成分は少なめだが、
素材のせいか食感はゲソ天ほど硬くなく、まだ冷たいツユとは合った。
但し、温かいツユとの方が合うことは間違いないと思う。
私は20代の頃、金がなくて六文そばでゲソ天そばばかり食べていた。
今は亡き三越前店や大門の交差点にあった店舗にはよく行った。
その頃よりもほんのちょっとだけお金を使えるようになった今、
トッピングの天ぷらを二個も三個ものせる大人買いをしている。
天ぷらの選択肢が豊富なこの店は、そんな欲求を満たしてくれる。
次回はどんなに暑くても、温かいそばを注文しよう。
昼総合点★★★☆☆ 3.3