2019年09月02日

南粤美食(元町・中華街)…煲仔飯は中華の土鍋めし

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横浜中華街ではメニューが多く何でも平均的に美味い店よりは、
品数を絞って特定の品に特化している店の方が人気が高い傾向がある。
そんな一店が煲仔飯、いわゆる中華の土鍋飯が人気の「南粤美食」だ。
平日昼前にJR関内駅から歩いて店を目指す。

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開店時間の午前11時半より5分ほど早く着くと、
店の前には10人の待ち客の列があり、その後ろに11番目で並ぶ。
11時半ちょうどに店が開き、店内に導かれたのは8人。
更にその後、4人組客と2人組客の予約客が入店する。

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猛暑の中、何度も心折れかかるのをじっと我慢しながら待ち、
12時15分頃にようやく店内に案内され、カウンター席につく。
この時入店できたのはたった4人だけ。
このとき、文句の言葉を吐きながら列から離脱していった客も見た。

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冊子メニューがあるようだが、待っても渡される気配がなく、
そもそも50分も外で待たされている間に店外掲示メニューをずっと見ていて、
より詳細な冊子メニューを見る必要もないという気持ちになっている。
腊腸腊肉瑤柱煲仔飯、腸詰め干し肉貝柱釜飯1,680円と、
南粤塩焗鶏、丸鶏の塩蒸し焼き(半羽)800円を注文する。

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店はこの時間、調理人1人、フロア1人の二人の店員で賄われている。
だから客の入店を席数よりも少なく制限しているのだろう。
カウンター席の目の前に塩蒸し焼きの丸鶏が三羽置かれている。

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煲仔飯(ボウジャイファン)は通常片手餅の土鍋で一人前ずつ炊かれる。
中国では非常にポピュラーな庶民派の料理で、広東式が代表的だが、
香港も含めた中国各地で様々な具を用い多様な形式で食べられている。
首都圏でこの料理を食べられる店は少ないようで、
私が思い浮かぶのは「四季煲坊」と「黒猫夜」くらいである。
注文時に女性店員から「25分かかります」と言われている。

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注文から7分ほどでまず丸鶏の塩蒸し焼きが出て来る。

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「これ、半羽ですか?」と店員に聞いたほどのボリュームだ。
ほんのちょっとつまめる程度のものが出て来るとの想像が甘かった。

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食べてみると、身は部分的にしっとりして肉汁に溢れていたが、
パサついて味気ない部分もあった。
骨が多いので身の量はさほどでもないかと思ったが、そうでもなかった。

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注文から19分ほどで煲仔飯が出来上がってくる。
「混ぜる前に写真を撮ってください」と女性店員から言われる。

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女性店員が一生懸命混ぜるのをじっと見つめる。
ふわっと中国醤油のいい香りが湧き立つ。

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具はほぐしたホタテ貝柱と腸詰、腊肉(干し豚バラ肉)、腸詰、ねぎ。
ご飯はジャポニカ米が使われている。

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食べる。
ご飯は乾いてパリッとした食感で、焦げ目がついていて香ばしい。
細かくばらした貝柱が味と食感のアクセントとなり、
全体にほどよいクセをもたらしている。

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腸詰、腊肉は共に干しものであり、腊肉はコンフィのような食感だ。
いずれも味つけはかなり甘く、これが好みの分かれるところだろう。
私はもうちょっと甘みが抑えられている方がいいと思った。

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南粤(なんえつ)は中国南部からベトナム北部一帯を指す地域のこと。
紀元前203年にその地域に南越国なる国家が樹立された。
この店はその地域に属す広東の料理を専ら出すマニアックな店である。

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私が店を出る13時頃にはフロアの店員が増え、外待ち客はなくなった。
多くの客が食べていた海老雲呑麺は出来上がりが煲仔飯よりだいぶ早く、
独特の麺が美味そうに見えたので、いずれ食べてみたいと思った。
夜に来れば、もっとマニアックな品を楽しめるかもしれない。

南粤美食広東料理 / 元町・中華街駅日本大通り駅石川町駅

昼総合点★★★☆☆ 3.3

posted by こここ at 15:59| Comment(0) | 神奈川県 横浜市中区 中華街 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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