明日は健康診断だ。
だから今日は酒も食事も控える。
午前中に立ち食いそば屋に行って本日の食事は終了だ。
横浜駅西口を出てすぐの「鈴一」に行く。
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午前10時20分頃に店に着き、券売機の前に立つ。
天ぷらそばにちくわ天をのせたい欲求をなんとか堪え、
天ぷらきしめん380円の食券を買い、店内の女性店員に渡す。
ガラパゴス的な立ち食いそば店と言っていいい。
この領域は過渡競争で、通り一遍のスタイルでは生き残れないとばかりに、
そばは生麺にこだわったり、天ぷらのバリエーションを増やしたり、
様々な工夫を凝らしている店が多い、というかそれが当たり前になっている。
しかしこの店は、30年前によくあった立ち食いそば店のスタイルだ。
まず、座るところがない。
そして茹でそば使用で、揚げ物はかき揚げとちくわ天とコロッケしかない。
こんな店が生き残れている理由は、近隣にライバルが現れないことか。
だいたい界隈に富士そばも小諸そばもゆで太郎もない。
駅前という立地の良さも理由の一つではあるだろう。
食券を渡してから1分もかからずに出来上がる。
食べる。
私は幅広麺が大好きだ。
タリアテッレ、パッパルデッレ、センヤイ、刀削麺、びゃんびゃん麺・・・
だから立ち食いそば店できしめんやひもかわがあるとつい注文してしまう。
ツユはかえしの味が濃く、関東人好みのタイプと言える。
天ぷらは昔ながらの立ち食いそば店の野菜かき揚げだ。
ツユの味が濃いのでしっかり浸してしなしなにして食べる。
サクサクの揚げたて海鮮かき揚げを出す立ち食いそば店が今や多いが、
こういうチープなかき揚げを食べるのもたまにはいい。
結婚したばかりの頃はお金がなくてこんなものばかり食べていた。
なかなか美味かった。
でももう一度来るかと言われれば否だ。
やっぱりゲソ天とか春菊天なんかを選べる路麺店がいい。
この領域は本当に進化した。
きそば 鈴一 (立ち食いそば / 横浜駅、平沼橋駅、新高島駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.1