2019年、妻との外食ラストはもちろん「Bistro-SHIN 2」。
年末最終営業日に来るのは2016年以来4年連続となる。
この日が妻との忘年会の本番というわけである。
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予約の17時半より5分ほど早く店に着き、奥の椅子席に案内される。
椅子に座りかけたときから、壁一面に貼られたメニューを見回す。
ルーティーンと言っていい。
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この日は目新しい新メニューは少なかった印象だ。
未食で気になっている品が数多くあるので、それはそれでありがたい。
この日の構成を考えていると、妻が次々に要望を投げかけてくる。
ドリンクは年末なのでいつもより高めのVixen4,950円+税を選ぶ。
南豪マクラーレンヴェイル地区のシラーズ赤スパークリングだ。
独特の甘味、果実味と樽香で飲みごたえ満点の一本だ。
お通しは長芋、カキ菜、ハスイモのサラダだ。
この日の一品目はちょいとフォアグラ&白レバー750円+税。
白レバームース好きの妻の強い要望を受けての注文だ。
甘いシロップがかかり、ワサビと一緒に食べる。
二品目は定番の季節野菜4種のフリットM650円+税が出る。
この日の内容は芽キャベツ、冬カブ、さやえんどう、椎茸、ごぼうだ。
ここで3号店からおかみさん登場である。
「何度目の年末になりますか?」
2013年4月にこの店に始めて来ているから、7度目となる。
長いお付き合いになった。
今年最後におかみさんに会えてよかった。
「よいお年を」なんてご挨拶した後、
これから1号店で勤務だ、と疾風のように去っていった。
続いては穴子フリット〜自家製タルタルで〜650円+税が出る。
本当はドカーンと牛肉のステーキ系を行きたかったのだが、
それだと〆の麺飯ものにまでたどり着く自信がなかったので、これにした。
〆はきのこイクラめしやイカ墨ガーリックライスと悩んだ末、
辛口ブラックアンチョビクリームパスタ1,150円+税を選択する。
前回訪問時から気になっていた品だ。
乾麺のスパゲティ使用で、クリームソースに漬かり黒胡椒が大量にかかる。
トングで一気に混ぜ、食べる。
アンチョビ味が上手く利いていて、ガツガツといってしまう。
カルボナーラっぽいが、食感のねっとり感は薄いのでちょっと違う感じ。
なかなか美味かった。
最後にいつも通りグラスの赤ワインを一杯。
メリタージュというカリフォルニアのカベルネソーヴィニヨン、メルローを。
香りが華やかで、凝縮感のある果実味もよく、樽もバッチリ効いている。
本当はモンドールを合わせたかったが、
「もう何もお腹に入らない」の妻の言葉を聞いて注文を控えた。
「次はガーリックライス頼んでね」
と妻に言われて気づき、馴染みの店員さんに来年の席の予約をお願いした。
もう7回目となれば『今年最後』なんていう感慨も特にないのだが、
来年も健康でこの店に足を向けられたら、なんて妻と言い合うあたりは、
ちょっとヤキが回ってきた感が漂うわけである。
来年はカネロニかフィセル・ピッカルドの再登場を期待したい。
夜総合点★★★★☆ 4.5