タワーマンションのメッカ、武蔵小杉で朝からの業務を終えたのが15時。
ランチはいつものごとくノープランだが、
駅周辺に複数のショッピングセンターが林立しているから心配はない。
その内、最も規模がデカく、飲食店が多そうなグランツリーに行き、
1階に「100時間カレー」というカレーショップを見つける。
(画像クリックで大きくなります。)
店頭の券売機の前に立ち、品定めをしていると、
店内から若くて美人の女性店員が出てきて説明をしてくれる。
本当はこの後他の飲食店も品定めするつもりだったが、
この女性店員を見て入店を決意した。
私はいつか夜の歌舞伎町あたりでひどい目にあうんじゃないかと思う。
ルーは濃厚ビーフカレー、ビーフハヤシ、バターチキンカレーの三種で、
濃厚ビーフカレーは辛さを三段階から指定することができる。
そしてトッピングにロースカツがある。
つまり辛口のダブルカツカレーの注文が可能ということになる。
手仕込ロースカツ940円、ロースカツ350円、ルー大盛り160円の食券を買い、
美人の女性店員に渡す際に、最も辛い“濃厚ビーフのジャワ”を指定する。
テーブル12席、カウンター3席、計15席の小さな店内に先客は7人。
15時10分の入店だったから、なかなかの繁盛店なのだと思う。
但し10分ほどですべての客が退店し、私一人になってしまったが。
店は件の美人女性と中年男性の二人の店員で切り盛りされている。
調理から配膳まで美人女性が一人でやっている。
食券を渡してから6分ほどで出来上がってくる。
ご飯の上にロースカツが二枚、重ねてのせられている。
カレーは黒くて、生クリームのスジが浮かんでいる。
カツ二枚は壮観なのだが、全体にボリューム感はあまり感じない。
ルー大盛りは忘れられたのではないか、と思うほどルーの量は少ない。
カツは肉の厚みが最大0.8p、肉だけで1枚80g程度のボリュームだと思う。
目の粗いコロモをまとっていて、コロモは肉にしっかり貼りついている。
食べる。
ひと口めは美味いが、食べ進む内に強い甘さを覚えるようになる。
リンゴとハチミツがとろーりと溶けているんじゃないか、と思わせる。
“ジャワ”の辛みは後味でピリッとする程度だ。
たまらず、カイエンペッパーと思われる卓上の辛味スパイスを投入する。
それでも甘ったるさは和らがず、幾度となく追加投入する。
強い甘さと強い辛さが同居する味になる。
後で調べると、主にショッピングセンター内に店舗展開するチェーン店であり、
第一号店は武蔵小山にあったB&Rで現在は閉店している。
その時点ですでにカレーは甘かったようだが、甘すぎなかったのか、
或いは私の舌がその時から変わったのか・・・
甘すぎるカレーはきれいな女性にフラフラと釣られたことへのお仕置きか。
100時間カレーAMAZING グランツリー武蔵小杉店 (カレーライス / 武蔵小杉駅、向河原駅、新丸子駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.0