秋葉原にはデカ盛りの有名店が何店か存在するが、
パスタならばまず「フレスカ」の名が挙がる。
そしてこの店には、珍しい、デカ盛りのドリアが存在するのだ。
私はグラタン、ドリア、ラザニアなどのオーブン料理に目がない。
そのデカ盛りドリアを求めて、平日のこの日、昼に行ってみる。
公称開店時間は午前11時半だが、11時20分に行くとすでに開店している。
地下1階に降り、入店すると、全60席に先客は男性ばかり3人。
そのうち1人にはすでに料理が出されているので、
おそらく11時過ぎには開店していたのだろう。
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昼はランチメニューのみの営業となっているよう。
パスタ以外にも洋食系の品があり、実は一番人気はオムハヤシライスだ。
因みに私は約30年前に一度来て、カルボナーラ大盛に撃沈している。
件のドリアは三種類。
以前はランチタイムはドリアの大盛はできなかったようだが、
現在はプラス160円でできるようになっている。
シーフードドリア1,100円を大盛160円で注文する。
すぐにランチにつくコンソメスープ、ミニサラダ、プチシュークリーム、
ランチドリンク(ウーロン茶を選択)が出される。
この店は1966年創業というから、ほぼ私と年齢が一緒だ。
確かに内観は“一昔前のレストラン”の雰囲気。
床がぬるぬるしているのは油でなく消毒薬などのせいかもしれない。
革底の靴を履いている私は幾度かコケそうになった。
さて、注文から13分ほどでドリアが出来上がってくる。
巨大だ。
深さのある耐熱皿に入り、二人前は楽々あるだろう。
こんなにずっしりと盛りのいいドリアは生まれて初めて見た。
いや、デカ盛り時代のカプリチョーザの牡蠣のドリアカレー風味以来か。
具は海老、イカ、あさり、ツナ、ピーマン、玉ねぎ、マッシュルーム。
海老などは冷凍の業務用シーフードミックスを使用したのだろう。
表面の焼き目のついたチーズにスプーンを入れ、食べる。
ごはんはケチャップライスで、これが皿の下部にみっちりと敷かれ、
その上に具が混ざったベシャメルソースがのっかっている。
ドリアのライスはバターライスかケチャップライスかカレーピラフか、
好みが分かれるところだが、私はいずれも好きだ。
量が量だけに食べ進む内に味に飽きてきて、タバスコを投入する。
いい意味でチープなケチャップライスにはタバスコはよく合う。
正直、良くも悪くも期待通りの味だった。
私が店を出る11時50分頃には、大勢のサラリーマン客が入店して来た。
ほとんどが若いか、赤ら顔の中年肥満男性で、女性客は一人もいなかった。
ディナーメニューにはスパゲティーグラタンがあるらしいので、
機会があったら夜に来てみたい。
アンジェリー フレスカ (洋食 / 秋葉原駅、岩本町駅、淡路町駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.4