2020年09月09日

とんかつLab(学芸大学)…研究所で食べる上品なかつ

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“とんかつを食べたい”とこの時季に思えるのは体調がいい証拠だ。
そんな気持ちになるのは本当に久しぶりのこと。
思ったからには無理しても食べに行ってしまおう。
午前の用事を早く片づけ、副都心線ー東横線で学芸大学駅へ。
向かうはこの8月にオープンしたばかりの新店「とんかつLab」である。

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昼12時40分の入店で全10席の小さな店内に先客は3人。
入口近くのカウンター席に導かれる。

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メニューを見るとロースカツが三種に珍しいランプカツがあり、
200gを超えるようなサイズの大きいかつはない。
上ロースカツ160グラム1,800円と単品メンチカツ1ヶ350円を注文する。

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卓上にはマルドン海塩、パハール岩塩、竹炭塩という三種の塩と、
鹿児島県産甘醤油が試験管のような容器に入れられて置かれている。
“Lab=研究所”だから試験管、という発想なのだろう。

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他にレモンドレッシング、和芥子、とんかつソースが置かれている。

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注文後数分で漬物とともに、ふきわさびが入った三連の皿が出される。
ソースでも醤油でも食べたい私には、こういう皿はとてもありがたい。
とんかつが出てきた瞬間に全体にソースをドバっとかけるような人は
巷間にまだまだ多いように思う。

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店は若い男性二人で切り盛りされ、寡黙な一人が専ら調理を賄っている。
厨房を覗くとフライヤーは二つに分かれていて、
二種の温度の揚げ油を使い分けているのだろう。
個人店かと思ったが、後で調べれば日吉界隈で数店の飲食店を運営する
株式会社Verdadeという会社が営む企業系店であるようだ。

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注文から12分ほどですべてが一気に出来上がってくる。
茗荷の赤出汁がつき、ご飯はあらかじめ半分でお願いしている。
尚、ご飯とキャベツは無料でおかわりができるようだ。

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カツは肉の厚みが最大2pほど、160gの表記だが、それ以上の量に見える。
肉の断面は薄っすらピンク色でしっとりとしているのが分かる。

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脂身は全体にほどほどについているが左側の片に特についている。
パン粉の目が粗く薄めのコロモは肉にしっかり貼りついている。

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食べる。
見た目に美味いであろうことは想像がついたが、やはり美味い。
赤身は淡白ながらほのかな旨味があり、食感は心地よい程度の弾力がある。
脂身は甘みはさほど強くないが融点が低くクドさがまったくない。
おそらく140〜150度くらいの中温で揚げられているのだと思う。
コロモの油切れもいい。
全体に、上品で食べやすいとんかつだと言える。

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因みに豚肉はアボカドサンライズポークなる銘柄のもの。
イベリコ豚同様、オレイン酸に満ちた健康的な豚肉なのだそうだ。
産地という千葉県香取市は林SPFで知られる香取郡と隣接した地域であり、
このあたりはさながら養豚牧場のメッカなのだろう。

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メンチカツは球形に近く、とんかつより揚げ色が濃い。

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箸で半分に割って断面を見ると玉ねぎなどは入らず、肉汁が滴っている。
何もつけずにそのまま食べてみたが、十分イケた。

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なかなかいい店だと思った。
学芸大学駅周辺にはかつよしくらいしかまともなとんかつ屋がなく、
立地としてはいいと思うが、直感的には短命になりかねないと思う。
我慢して、時間をかけて進化していくつもりがないといけない。
研究の結果が高額高級路線への猛進にならないことを願っている。

とんかつLAB 学芸大学とんかつ / 学芸大学駅祐天寺駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5


posted by こここ at 14:00| Comment(0) | 目黒区 その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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