2020年10月24日

三燈舎SANTOSHAM(小川町)…インドワインでアラカルトディナーを楽しむ

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土曜午後、市ヶ谷あたりから靖国通りをずっと散歩。
靖国神社、神保町古書街、駿河台のスポーツ用品店などを巡り歩き、
最終目的地は、小川町駅近くの南インド料理店「三燈舎SANTOSHAM」である。

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開店時間の17時半ちょうどに着くと、全18席の店内に既に3人の先客がいる。
女性店員に予約の名前を告げ、奥めの小さな二人用テーブル席に導かれる。

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ドリンクメニューを見る。
ワインはインドワインのみなのがいい。
インド料理屋に行ってインドワインを置いていないとがっかりする。

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注文したのはグローバー・カベルネソーヴィニヨン3,500円だが、
出てきたのはヴィジャイ アムリットラージ、いや、この方が全然よかった。
カベルネソーヴィニヨン主体にシラーズ、ヴィオニエ(?!)が加わるフルボディ。
この飲み応え、香りの華やかさならスパイス料理と相性がいい。

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この店のTIFFINの中でも特に売りは11種あるドーサなのだという。
その中から、この日の料理一品目はオニオンチーズドーサ/HALF850円だ。

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ウラド豆のクレープにアーリーレッドと思われる紫玉ねぎとチーズが入る。

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三種(トマト、ココナッツ、ミント)のチャトニーとサンバルがつく。
どれをつけても美味かったが、何もつけなくても生地が香ばしくて十分イケた。
サンバルは豆が溶けている感じがなくスパイシー野菜コンソメ的だった。

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TIFFIN二品目はビーフフライ800円、ケララ州の伝統料理だ。
インド料理における“フライ”は揚げ物だけでなく炒め料理も含まれる。
牛肉をトマトや野菜と、一切水を入れずに食材そのものから出る水分だけで、
スパイスを加えてじっくりと炒め煮する料理だ。
唐辛子、ブラックペッパーによる強烈な辛さに妻は白旗を上げている。

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三品目はインディアン・チョップド・サラダ550円、カチュンバルサラダだ。
賽の目切りされたニンジン、きゅうり、ビーツがサニーレタスの上に盛られる。
一般的なカチュンバルサラダよりもかなり唐辛子が効いて辛めで、
妻はもう私を恨むような眼で見ている。

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ここでカレーや主食類を注文するわけだが、
妻の表情をうかがう限り辛いカレーを注文する勇気など到底ない。

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カレー一品目はチキンシチュー1,100円、やはりケララ州の伝統料理だ。
ココナッツミルクたっぷり、シナモン、スターアニスの甘み、香りも加わり、
辛さはまったくなく、ずっしりと重たさを感じるカレーだ。

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もう一品は数量限定、評判の海老カレー・バナナの葉包み1,280円

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バナナの葉の包みを開くと鮮やかな赤褐色のカレーが見えてくる。
カレーリーフ、マスタードシードが南インドっぽさを感じさせる。
食べてみると、これもかなり甘め。
カルダモン、クローヴは感じるが、それよりタマリンドやトマトの甘み、
そして恐らくこの品にもしっかりココナッツミルクが使われていそうだ。

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主食としてチキンビリヤニ1,200円を注文する。
ライタがつくのは定石通りだが、よく見ると米に炒り卵が混じっている。
このビリヤニは炒められていることが分かる。

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どの時点からなのかは分からないが、ホールスパイスがほとんど見えないので、
恐らくは重ね蒸し、炊き込みのような工程はとられていないと思う。
だからオーセンティックなビリヤニのスパイス感の広がりや米の食感はない。
「なんかビリヤニは普通だね」との妻の声を聞くまでもなく・・・

この店のシェフが出身というダバ・インディアのビリヤニも
炒めて作られていることはインド料理通の間では有名だ。
閉店したカイバルは炊き込んでいたが、短時間炊き込みでベチャっとしたもの。
チョティワラグループにとってビリヤニは弱点だと言う人もいる。

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だから本来はご法度であるビリヤニへのカレーがけも背徳感なく行う。
遠慮なくカレーをかけて食べられるビリヤニ風チャーハンと思えば
何も問題がない。

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つけ合わせにラッサム300円を注文する。
トマトの酸味に唐辛子の辛み、ニンニクやコリアンダーも利いている。
サンバルと同様、一般的なラッサムの中では比較的コンソメ感の強いタイプだ。
トマト成分が薄いと感じる人もいるかもしれないが、私はまずまずと思った。

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尚、お腹いっぱいで食べ切れず、ビリヤニはテイクアウトをさせてもらった。

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昨年11月にTVの人気グルメ番組に紹介され、人気に火がついたそうで、
この日も18時を過ぎると満席となり、外待ち客もいるようだった。
番組で紹介された通りの品を注文する人が多かったのは、
シャンウェイ九絵で目撃したのと一緒、微笑ましい光景だ。

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この盛況の中、フロアを一人で賄う女性店員は大変そうだったが、
その接客ぶりは丁寧でとても好感が持てた。
この日の会計は二人で9,660円。
内税表示、注文した品の料金を足しただけの明朗会計だった。
本格を求めるより、TIFFINでしなやかにインドワインを楽しむのがいい店だ。

三燈舎インド料理 / 小川町駅新御茶ノ水駅神保町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.4


posted by こここ at 21:50| Comment(0) | 千代田区 神田 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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