今日は午前10時から後楽園近くで人と会う約束をしていて、
その後も夜まで仕事の用事が数珠つなぎで続く予定だ。
食事を後回しにしたら想定外の一日ラマダンになる可能性がある。
一日一食生活の本日の食事は仕事の前に済ませることに決め、
朝7時開店の讃岐うどん店「TOKYO LIGHT BLUE HONGO-3」に行く。
(画像クリックで大きくなります。)
大江戸線本郷三丁目駅から2分ほど歩いて、午前9時15分頃に店に行く。
奥に細長い、立ち食いカウンターのみの店内に先客はいない。
入ってすぐ左手にある券売機の前に立つ。
ボタンがたくさんあって複雑に見えるが、基本はかけ、ぶっかけ、しょうゆで、
様々なトッピングがメニューにバリエーションをもたらしている。
また券売機にない日替わり天ぷらとして鰯天とスズキ天があった。
店員の急かすような視線を感じながら、後悔しないように時間をかけて選ぶ。
ぶっかけ冷並410円、鶏天1ヶ90円、大穴子天240円の食券を買う。
脇で様子を見ていた店員が「穴子入りまーす」と大声を上げる。
その店員から店の奥の方に行くように促される。
狭い厨房内では5人の店員が窮屈そうにひしめき合って作業している。
立ち食い路麺店としては店員の数が多いが、昼はかなり混む店らしいので、
この人数が必要なのだろう。
卓上には食卓塩、七味唐辛子、出汁醤油、
おろし生姜が置かれる。
おにやんまの立ち上げに関わった主人が2012年に「こくわがた」として創業し、
昨年7月に店名を新たにしてリニューアルオープンしたことはよく知られる。
かつてはうどんが手打ちだったが、現在は機械切りになったそう。
詳しい人に聞くと、本場でも機械の導入は進んでいるらしく、
すべてが手作業で行われるからいい、とは一概に言えないらしい。
※さぬき麺機株式会社HPによると、
「全国生めん類公正取引協議会」による「手打ち、純手打ち」の表示基準は
「麺棒で仕上げ、包丁で切ること」の2つの条件を満たすこととなっており、
ミキサーと足踏み代用の麺生地形成機は使用してもいいとのことだ。
知らなかった・・・(2020年12月5日追記)
食券をカウンターに出してから9分ほどですべてが一気に出来上がってくる。
鶏天と大穴子天はうどんとは別に金属のバットに盛られて出てくる。
出され際にうどんに揚げ玉を入れるかどうか聞かれ、入れてもらう。
小口切りのネギと白ゴマがあらかじめ入っている。
まずは濃いめの琥珀色の出汁ツユをズズッとすする。
あまり主張の強くない、ほのかないりこの香り、味わいがいい感じだ。
うどんは機械切りらしくエッジが立っていて太さのばらつきが少ない。
食べてみると比較的麺の中心部の抵抗感が強く、噛み切り際に硬く感じる。
おにやんまよりは丸香に近く感じる。
途中、おろし生姜を投入すると、味わいが変わりさっぱり感が増す。
鶏天はもも肉で、1個でも大きく、2個にしなくてよかった。
かなりたくさん揚げ置きしてあるのが見えたが、熱々だったので、
運良く揚げ置きしたばかりだったのかもしれない。
肉はしっとりしていたが若干臭みを感じた。
大穴子天は箸で半分に割り、
片方をうどんの残りの出汁ツユにつけ、もう片方は出汁醤油をかけて食べた。
穴子自体の身は薄かったが、味はどちらもまずまずだった。
やはり讃岐うどんならぶっかけが一番好きだ。
茹でたうどんを冷水で締めるのが好みに合うのかもしれない。
まずまずの満足感で店を後にし、歩いて後楽園方面に向かった。
尚、私の一日一食生活はこの11月で丸8年継続したことになる。
「人間は三食食べると身体が一日経ったと認識する」という説があり、
それが本当なら、この8年間、私は人の3分の1しか年を取っていないことになる。
もう慣れたから一食でもちっとも辛くない。
トウキョウライトブルー ホンゴウスリー (うどん / 本郷三丁目駅、水道橋駅、春日駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.6