先週二度も讃岐うどんにフラれたから今日はどうしても食べたい。
昼前にオフィスを出て地下鉄を乗り継ぎ新中野に向かう。
目指すは評判店「讃岐のおうどん 花は咲く」である。
スーツだけでは肌寒いと感じながら、駅から3分ほど歩いて店に着く。
午前11時ちょうどに入店すると先客は若い男性二人組客が一組のみだ。
検温のあとカウンター席に案内される。
卓上のメニューを見る。
入口に近い席でやや寒く、温かいうどんに惹かれる。
しかし冷水で締めた冷たいうどんの方が圧倒的に好みだ。
葛藤の末、かしわ天ぶっかけ冷950円+税とげそ天400円+税を注文する。
店内には素材や調理作業へのこだわりが何か所かに書かれている。
かつお、まおり昆布、いりこ、うるめ、ゲソの5種の素材から
二日間かけて濃厚な出汁を引き出している、とか、
うどんは国内の北から南まで四か所の産地の小麦をブレンドし、
こだわりの水と塩を用いて作られている、とか・・・。
注文から12分でかしわ天ぶっかけが、その1分後にげそ天が出来上がってくる。
うどんの上に大根おろし、おろし生姜、レモン、小口切りされたねぎ、
削り節、揚げ玉、そしてかしわ天が二つのせられている。
別容器で出された出汁ツユをかけ、レモンを軽く絞り、食べる。
出汁ツユは甘さは抑えめ、酸味もなく、ストレートで上品な出汁の味だ。
色から濃口醤油は使われていそうだが、みりんなどは入っていないだろう。
うどんはエッジはそれほど感じず、表面は滑らかだがプニュプニュ感はなく、
中心は弾力があり噛むと強い抵抗感を感じる。
讃岐うどんとしては硬く感じる部類になると思う。
かしわ天は鶏むね肉でパサつきはなくしっとりとして旨味が強い。
最近は鶏むね肉の天ぷらを讃岐うどんに合わせるのが好みになってきた。
げそ天は細かくカットされたものが6個、別皿に盛られている。
税別400円も取るだけあってボリュームはまずまずだ。
うどんの出汁ツユで食べたり、レモンと卓上の出汁醤油で食べたり、
軽やかに揚がっていてとても美味かった。
とても上品で美味いぶっかけだった。
寒さを我慢して冷にしてよかった。
いずれ看板メニューの肉うどんを食べに、また来たい。
讃岐のおうどん 花は咲く 新中野本店 (うどん / 新中野駅、中野駅、東高円寺駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.8