「祐天寺って意外といい町中華の店が多いんですよ。」
当ブログを愛読してくれている後輩のO君から耳よりの情報がもたらされる。
フォトジェニックなチャーハンを探しているなら是非「三久飯店」に行ってほしいと。
オフィスを早めに出て電車を乗り継いで祐天寺に行く。
駅から3分ほど歩いて店に着いたのが午前11時15分頃。
11時半開店との情報だったがすでに営業中の札がかかっている。
入店すると年配男性一人の先客がいて、店員と話しながらビールを飲んでいる。
店内はテーブル席のみ全19席で、真ん中の7人用テーブル席につく。
(画像クリックで大きくなります。)
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壁の上部に掲示されたメニューを見る。
O君からは五目チャーハンかえびチャーハンがいいと言われている。
五目チャーハン850円と焼き餃子(六個)400円を注文する。
店はご夫婦と思われる年配の男女とその息子と思われる男性の三人で営まれる。
店内は黒電話が置かれるなど年季を感じさせるが、きれいに掃除され清潔感がある。
主に応対してくれた男性店員は腰が低く、いい感じの昭和の日式町中華店だ。
注文から9分で焼き餃子が、その1分後に五目チャーハンが出来上がってくる。
チャーハンは頂上にのせられた6個の海老がフォトジェニックさを演出している。
えびチャーハンはこの海老の個数が倍になり更に派手な見映えになるようだ。
ボリュームは標準的な町中華のチャーハンとしてはやや多めになるだろうか。
食べる。
いわゆるしっとり系のチャーハンである。
米が固まる部分があるがつぶれたりはしておらず、味はなかなかいい。
旨味があり塩気もちょうどいい。
具は海老、玉子、ねぎ以外にかに、ハム、チャーシュー片、グリーンピースが入る。
具が豊富なので食べていて楽しく、そして散漫でなく全体が上手く調和している。
焼き餃子は標準的なサイズでニンニクは入る。
ありきたりな味で、注文しなくてもよかったかな、とちょっと後悔した。
チャーハンに付くスープも薄くてぼやけた味だったので、
もしそれがラーメンのスープなのだとしたらラーメン系は口に合わなそうだと思った。
かの「町中華で飲ろうぜ」でもつい最近採り上げられた祐天寺。
O君の言う通り、面白そうな店が何店かある。
祐天寺町中華に強く惹かれている。
昼総合点★★★☆☆ 3.6